OCR基本操作:通帳
TaxSys相続のOCR基本操作として、Googleドライブの相続案件フォルダに、普通預金の通帳データをアップロードし、OCR(光学文字認識)を実行し、AI分析する手順を説明します。
対象
管理コンソール「担当者」>「担当者編集」画面で「TaxSys相続を利用できる」ON設定の管理者・一般ユーザー・スタッフ
注意
通帳データのOCR実行には、相続案件の登録と、被相続人・相続人など、通帳OCRにかける全人物の銀行口座の登録が必要です(参照:相続案件の新規追加・編集・削除)
全体の流れ
| ステップ | 操作 | 概要 |
|---|---|---|
| 準備 | 通帳データを確認する・TaxSysへの銀行口座の登録を確認する | 通帳データが読み取れる形式か、通帳のOCR実行に必要な「TaxSysへの銀行口座の登録」ができているかを確認する |
| Step1 | 銀行口座フォルダに通帳データをアップロードする | Googleドライブの対象の銀行口座フォルダに通帳データをアップロードする |
| Step2 | 通帳データのOCR を実行する | TaxSysからOCR処理を開始する |
| Step3 | 「要確認」の対応をする | OCR処理で問題があったデータを確認・対応する |
| Step4 | プレビューで原本と照合してOCR出力結果を確認する | 通帳データの原本とつき合わせて、OCRで抽出した内容が正しいかを確認する |
| Step5 | 相続案件に人物の紐付けをする | 相続案件の登場人物と紐付ける |
準備
通帳データを確認する
通帳データが、対応している拡張子(.jpeg .png .pdf .heic)で保存されているかを確認します
| 対応拡張子 |
|---|
.jpeg .png .pdf .heic |
注意
通帳のOCRが実行できる銀行口座は「普通預金」です
補足
OCRにかけるデータのファイル名には制約はありません。
TaxSysへの銀行口座の登録を確認する
被相続人や相続人の通帳データがある銀行口座が、相続案件に登録されているかを確認します。
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TaxSysへのログイン後、右上の 「案件名・被相続人名で検索」 の入力欄に、「対応したい相続案件」の名前を入力し、表示されたプルダウンの中から「対応したい相続案件」の 「詳細」 を選択する

ヒント
左上に「TaxSys相続」が表示されない場合、左上のロゴから「TaxSys相続」に切り替えます

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「相続案件詳細」画面の「OCR出力結果」内の銀行口座の説明文にある「件数」を確認し、通帳データ分の口座があるかを確認する

注意
OCR出力結果に「銀行口座が登録されていません」と表示されている場合や、必要な銀行口座の登録がない場合、通帳のOCRは実行できません。
参考:通帳OCRに必要な銀行口座の登録手順
銀行口座を登録し、銀行口座フォルダの自動生成が完了すると、通帳のOCRが実行できるようになります(参照:相続案件の新規追加・編集・削除)
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TaxSys相続の「相続案件詳細」画面で相続案件名の右の鉛筆アイコンを選択する

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「相続案件編集」画面が表示されたら、必要に応じて「被相続人」や「相続人」タブを切り替え、口座名を入力し、種別「普通預金」を選んで「保存」する(同じ人物に複数の口座を登録する場合は「+」を押すと、入力欄が追加される)

Step1:銀行口座フォルダに通帳データをアップロードする
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TaxSys相続の「相続案件詳細」画面で、相続案件名の真下にある 「Drive」 を選択する

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相続案件フォルダが表示されたら「6_現預金」フォルダ を選択する

「6_現預金」フォルダ内に、自動生成された銀行口座フォルダがあります

補足
被相続人以外の相続人の口座フォルダ名には、氏名が併記されます
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「6_現預金」フォルダ内の銀行口座フォルダを選択し、通帳データをドラッグ&ドロップし、アップロードする(例:被相続人の銀行口座フォルダ「1234567」に通帳データをアップロード)

注意
口座フォルダ内の「要確認」「処理済み」のフォルダに、データを入れないように注意します。「要確認」「処理済み」フォルダの削除やフォルダ名変更をしないでください。
ヒント
左上の「ドライブ」のロゴ下にある「+新規」→「ファイルをアップロード」 でデータをアップロードすることもできます
登録済の全人物の銀行口座に対し、それぞれの通帳データをアップロードできたら、Step1は完了です
Step2:通帳データのOCRを実行する
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TaxSys相続の「相続案件詳細」画面にある「OCR出力結果」内の「普通預金口座」を選択する
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「普通預金 OCR出力結果」画面が表示されたら、OCR実行したい口座タブを選択した状態(画像例では口座「1234567」を選択)で、右下の「OCR」を選択する

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「OCR実行」画面で、対象口座をプルダウンで指定し、フォルダにアップロードしたデータが読み込まれたら、「Driveの既存ファイル」の「全て選択」にチェックが入っている状態で、右下の「OCR実行」を選択する

補足
「開始日」「終了日」を設定すると、AIの取引日取得精度が向上します
参考:「ファイル自動リネーム」と「PDF分割保存」オプション
「OCR処理後にファイル名をリネームする」の「ファイル自動リネーム」オプションにチェックをいれると、OCR処理が完了した際、カテゴリごとに定義された命名ルールに基づき、Googleドライブ上のファイル名を自動的に書き換えます
「複数ページPDFをページごとに分割して保存する」の「PDF分割保存」オプションだけにチェックを入れてOCR実行した場合、分割して保存したファイル名は以前と同じファイル名です

「ファイル自動リネーム」オプションと「PDF分割保存」オプションの両方にチェックを入れてOCR実行すると、分割された各ページが別々のファイル名にリネームされて保存されます

補足
- 通帳データはまとめて1つのPDFファイルでも、複数のPDFファイルでも、OCR実行できます
- 通帳データはまとめてOCR実行できますが、証券データや戸籍謄本・住民票データを含めてのOCR実行はできません
- 事前にフォルダにアップロードしたもの以外に、通帳データを追加する場合は「デバイスから選択」で追加し、まとめてOCR実行できます
- OCR処理の進捗は画面右下の進捗ウィジェットで確認できます(OCR準備中 → OCR処理中 → OCR処理が完了しました)
- OCR完了はアプリ通知・メール通知されるため、完了までTaxSys相続の画面を開いておく必要はありません。アプリ通知・メール通知から「普通預金 OCR出力結果」画面を開けます
通帳のOCR完了すると、「普通預金 OCR出力結果」画面が更新され、取引レコード一覧が表示されます。1取引ごとに取引日・出金額・入金額・残高・取引明細などが抽出され、1レコード(行)として一覧にまとまっています。(画像の例:出力結果画面の一部を表示)

注意
通帳データのOCRは、口座単位で実行されます。全ての人物の通帳データのOCRを実行するには、「普通預金 OCR出力結果」画面の「口座」タブを切り替えてから、右下の「OCR」を選択し、「OCR実行」画面でのOCR実行までの手順を、1口座ずつ実行する必要があります。

各口座のOCRを実行できたら、Step2は完了です
Step3:「要確認」の対応をする
通帳データのOCR 完了後、正常に処理されなかったデータがある場合は通知に「失敗 N件」のように表示され、該当データは「要確認」フォルダに移動します。
【OCR再実行の手順】
- 口座フォルダの「要確認」フォルダ内に入ったデータを口座フォルダに戻す
- 「普通預金 OCR出力結果」画面で「OCR」を選択する
- 「OCR実行」画面で、再度OCRしたいファイルにだけチェックを入れて「OCR実行」を選択する
Step4:プレビューで原本と照合し、OCR出力結果を確認する
通知に特記事項がなく、正常にOCR完了した場合、「普通預金 OCR出力結果」画面のレコードの抽出内容が原本と一致しているか、照合して内容を確認します。
ヒント
「普通預金 OCR出力結果」画面の表示列は並び替えや、不要な列の非表示を設定できます。画面右中央にある「設定」から「表示列の選択」を選択し、表示された画面で左端のアイコンをドラッグ&ドロップして並び替え、右端のアイコンを選択してOFF(灰色)にして非表示にして「保存」すると設定変更できます。

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確認したいレコードの「プレビュー」 (四角に右斜め上矢印マーク)を選択し、右側に読み取り元のデータが表示されたら、抽出内容と照合して確認する

補足
原本のプレビューは、プレビュー画面の左上の×を選択すると非表示にできます
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修正の必要があるレコードを選択して「出力結果編集」画面を表示し、必要な項目を修正し、「保存」を選択する


ヒント
「普通預金 OCR出力結果」画面の取引レコード数は一画面で収まらない場合、画面下中央の数字や「<」「>」を選択してページを切り替えるか、左下の「表示件数」の下矢印アイコンを選択して表示件数の設定を変更します。

注意
「普通預金 OCR出力結果」画面の「評価」列の旗アイコンは、AIによるOCR処理の評価度を示します。旗の色が赤・黄のレコードがある場合、詳細を確認してください。
「普通預金 OCR出力結果」画面の「評価」の旗 「出力結果編集」画面での表示 説明 緑 高信頼 AI の読み取り精度が高い 黄 注意 詳細の確認を推奨 赤 要確認 必ず詳細確認が必要
画面下部にメッセージ「更新に成功しました」が表示され、一覧のレコードが修正されます
Step5:AI分析をする
「普通預金 OCR出力結果」画面のレコードと原本との突き合わせが完了したら、AI分析できます。
TaxSys相続の「AI分析」を活用するときの注意事項
- AI分析結果はあくまで担当者が確認するための参考情報です。最終的な判断は担当者が行ってください。
- 分析は何度でも実行可能です。過去の分析履歴は「AI分析履歴」から参照できます。
- OCR処理中の口座に対してAI分析は実行できません。OCR完了後に実行してください。
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TaxSys相続の「普通預金 OCR出力結果」画面で、右下の「AI分析」を選択する

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「AI分析」画面が表示されたら、対象口座の入力欄を下矢印を選択し、プルダウンの選択肢からAI分析したい口座を選択する

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「AI分析」画面に表示された対象件数や説明文を読み終えたら、「分析開始」を選択する

補足
AI分析は完了まで数分程度かかります。完了後、画面下部にメッセージ「AI分析が完了しました」が一時的に表示され、一覧の「分析」列にAI分析結果のアイコンが表示されます。
「分析」列に表示されるAI分析結果アイコン 説明 緑色の丸付きチェックマーク 問題なし 赤色の⚠(注意マーク) リスク高 黄色の⚠(注意マーク) リスク中 青色の⚠(注意マーク) リスク低
Step6:AI分析結果を確認する
AI分析結果を確認し、担当者に必要なアクションを把握します。
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TaxSys相続の「普通預金 OCR出力結果」画面で、「AI分析履歴」を選択する

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「AI分析履歴」画面が表示されたら、該当の分析結果の「詳細」を選択する

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「AI分析結果」画面が表示されたら、分析サマリーを確認し、画面上の「要確認取引」のレコードを選択する

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「要確認取引」のレコードを選択後に表示される折り畳み部分を確認し、問題がなければ「メモ」に判断理由などを記入して「解決済みにする」を選択する

ヒント
AI分析で要確認と判定された取引レコードには、次の情報が付与されています
項目 説明 リスクレベル 高・中・低の3段階 カテゴリ 死亡日前後の高額出金 / 死亡後取引 / 現金出金・使途不明金 / 親族・個人宛送金 / 生前贈与の可能性 / 名義預金の可能性 / 定期的な送金 確認対象とした理由 AIの判断根拠 疑われる論点 税務上のリスク 確認事項 担当者が行うべき確認項目 推奨対応 推奨アクション 補足
相続案件として「要確認取引」のレコードはリスク高・中・低のすべて「確認済みにする」状態が安全です。「解決済みにする」を選択すると「普通預金 OCR出力結果」画面の一覧上で「要確認取引」レコードの「分析」列のアイコンは、要確認の⚠から、問題なしの丸付きチェックマークに変わります。
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「AI分析結果」画面の「検出パターン」をそれぞれ選択し、詳細を確認する

補足
「AI分析結果」画面は「キャンセル」で閉じます。